芸能界の構造が根本から覆る決定的な節目となった、あの日の記者会見。2023年10月2日に行われた旧ジャニーズ事務所の第2回会見は、創業者の性加害問題を巡る組織解体と社名変更という歴史的決断が下された現場でした。ネット上やSNSでは今なお「あの10月会見は何時から始まったのか」「テレビやYouTubeの中継はどこで放送されたのか」と、当時の記録や放送日程を振り返る検索が絶えません。
当日午後2時に幕を開けた会見は、単なる発表にとどまらず「指名NG記者リスト」の流出騒動や怒号飛び交う質疑応答など、メディア史に残る混乱劇へと発展しました。本稿では、当時の放送日程・配信プラットフォームから波乱の質疑応答、そしてSMILE-UP.設立とSTARTO ENTERTAINMENTが本格始動した現在に至る道筋まで、取材記録をもとに事実関係を総括します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:歴史的な10月会見の開始時間は「午後2時(14:00)」で、2時間8分にわたりテレビ各局やYouTubeでノーカット生中継された
- 要点2:「SMILE-UP.」への社名変更と補償専念、新会社設立を発表した一方、PR会社による「NGリスト問題」が発覚し社会問題化
- 要点3:現在はSTARTO ENTERTAINMENTが独立したエンタメ事業を軌道に乗せる一方、SMILE-UP.による被害者救済と補償業務が継続されている
【開始時間と放送日程】ジャニーズ10月会見は何時から?生中継・配信先を徹底検証
多くの国民が固唾をのんで見守った運命の会見は、2023年10月2日(月)午後2時(14:00)に開始されました。会場となった東京都内のホテル宴会場には、国内外から約300人もの報道陣が集結。当初は約1時間半程度を想定していたものの、激しい質疑応答が続き、最終的に午後4時8分まで(約2時間8分)におよぶ異例の長丁場となりました。
世間の関心が極限まで高まっていたことから、当日の放送日程は地上波各局のタイムテーブルを大幅に塗り替える特別編成となりました。テレビ生放送およびネット中継の主な配信枠は以下の通りです。
【地上波テレビの生中継日程】
・NHK総合:「ニュース」枠を拡大し、午後1時55分から特番扱いで生中継
・日本テレビ系:「情報ライブ ミヤネ屋」内で午後1時55分から枠を越えて全国ネット中継
・テレビ朝日系:「大下容子ワイド!スクランブル 第2部」を緊急拡大し現場から生リポート
・TBS系:「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」をベースに、午後2時の開始直後から全編生中継
・フジテレビ系:「Live News イット!」を前倒し拡大し、冒頭の所信表明から質疑応答までカバー
・テレビ東京:通常番組(映画枠)を継続しつつ、テロップ速報と夕方のニュースで報道
【ネット生中継・配信プラットフォーム】
・YouTubeライブ:日テレNEWS、TBS NEWS DIG、テレ朝news、FNNプライムオンラインなど主要報道機関の公式チャンネルで一斉に無料ライブ配信
・ABEMA:「ABEMA NEWSチャンネル」でスタジオ解説を交えながら完全ノーカット生中継
・ニコニコ生放送:ユーザーコメント機能付きで生配信を実施
ネット環境さえあればスマートフォン一つでリアルタイム視聴できたため、YouTubeライブ配信の同時接続者数は各社合計で数十万人に達しました。なお、当時の熱気や発言の細部を確認したい場合、各報道機関の公式YouTubeチャンネルにて現在も会見ノーカット見逃しアーカイブ配信が公開されており、歴史的記録として誰でも全編を視聴可能です。
【現場で何が起きたのか】NGリスト問題の真相と井ノ原快彦の対応が生んだ波紋
会見が終盤に差し掛かった頃、壇上の運営サイドと前方の記者席との間で激しい押し問答が発生しました。その最たる要因となり、後に大スキャンダルへと発展したのが「ジャニーズ会見NGリスト問題」です。
会見から数日後、NHKの報道番組によって、運営を委託されていた外資系PR会社(FTIコンサルティング)が会場に「指名NG記者」の顔写真と名前が記載されたリストを持ち込んでいた事実がスクープされました。特定のジャーナリストや記者の挙手を意図的に排除しようとしていた疑惑は、報道の自由や記者会見の公平性を損なう行為として、メディア関係者のみならず一般視聴者からも猛烈な批判を浴びることになります。
事務所側は「リストの作成や指名排除を事務所が指示した事実はない」と関与を否定したものの、会見の進行管理を丸投げしていた監督責任は免れませんでした。
この混乱の最中、司会席から記者たちを宥めるように発言したのが、当時ジャニーズアイランド社長を務めていた井ノ原快彦氏でした。怒号が飛び交うフロアに向かい、「落ち着いていきましょう」「ここはお子さんも見ています。ルールを守りましょう」と語りかけた姿勢は、当初SNS上で「冷静で立派な対応」「人間性が素晴らしい」と絶賛を集めました。
しかし、NGリストの存在が明るみに出るとネット上の反応は一変。「子供を盾にして記者の追及を封じ込めようとしたのではないか」「あの穏やかな制止すら、当てないための時間稼ぎだったのでは」と、その評価は大きく二分されることとなりました。
【解体宣言と覚悟】東山紀之社長の主な発言内容と激突した質疑応答
会見の冒頭、登壇した東山紀之新社長は、創業者の名前を冠した組織の完全解体を厳格なトーンで表明しました。「ジャニーズ」という名称が持つ絶大な影響力と過去の功罪に終止符を打つ決断であり、発言の随所に過去との完全な決別が滲み出ていました。
【東山紀之社長の主な発言内容まとめ】
・「ジャニーズ事務所という屋号を、61年の歴史に自ら幕を下ろすことで完全に消滅させます」
・「社名を『SMILE-UP.(スマイルアップ)』へと変更し、今後は被害者への補償と救済業務のみを行う会社とします」
・「タレントのマネジメント業務を行う新会社を別途立ち上げ、ファンクラブ運営や権利関係もそちらへ移行させます」
・「私自身、年内をもって表舞台から完全に引退し、被害者補償と新体制の確立に人生を捧げます」
質疑応答セクションでは、記者側から被害者救済の具体的な算定基準、藤島ジュリー景子前社長の保有株式の行方、そして過去の隠蔽構造に関する厳しい質問が矢継ぎ早に浴びせられました。東山社長は終始硬い表情を崩さず、時に詰まりながらも丁寧に言葉を選んで回答を続けましたが、質問機会を与えられなかった一部のフリージャーナリストがマイクなしで怒号を浴びせる場面もあり、会場の緊迫感は限界まで高まりました。
【SMILE-UP.から新会社へ】社名変更の経緯とエージェント制導入の舞台裏
10月会見で発表された最大の構造改革は、「救済・補償」と「タレントマネジメント」の完全分離でした。2023年10月17日付で旧ジャニーズ事務所は正式に「株式会社SMILE-UP.」へと商号を変更。芸能事務所としての機能をすべて停止し、被害者への補償金を支払うためだけの専従組織へと舵を切りました。
一方で、所属タレントたちが芸能活動を継続し、かつ独立したマネジメントを受けられる受け皿として設立されたのが、新たなエージェント会社です。公募によって選ばれた新会社名は「株式会社STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」。タレント一人ひとりが個人事業主として契約を結ぶ「エージェント契約」と、従来の「マネジメント契約」を選択できるハイブリッド型システムが導入されることとなりました。
新会社の代表取締役CEOには、外部から戦略コンサルタントの福田淳氏が招聘され、旧体制の同族経営からの脱却が強くアピールされました。過去のしがらみを断ち切り、グローバル基準のガバナンスを構築するための大胆な人事・組織設計でした。
【現在地】STARTO ENTERTAINMENTの本格稼働と被害者補償の進捗状況
歴史的な10月会見から年月が経過した現在、エンターテインメント業界における再編は着実に次のフェーズへ移行しています。
STARTO ENTERTAINMENTは本格稼働を続けており、所属グループのドームツアー開催、音楽配信サービスの解禁、海外進出プロジェクトの始動など、旧態依然としたメディア統制を脱したオープンなエンタメビジネスを展開しています。一部の人気タレントやグループが完全独立を選んで個人事務所を設立する動きも見られますが、それもエージェント制が機能している証左といえます。
一方、補償会社となったSMILE-UP.による被害者補償の進捗についても、外部の弁護士で構成される「被害者救済委員会」を通じて地道な手続きが進められてきました。被害を申告した1,000人規模の対象者に対し、ヒアリング調査と事実認定を実施。補償金の合意および支払いは大半の当事者において完了または最終手続きの段階に入っており、すべての救済業務を終えた後に同社は解散・清算される見込みです。
【ジャニーズ10月会見は何時から?】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年10月のジャニーズ記者会見は何時に始まり、何時に終了しましたか?
A1:正式な開始時間は「午後2時(14:00)」です。質疑応答が長引き、終了時間は「午後4時8分(16:08)」となりました。会見の総所要時間は2時間8分に及びました。
Q2:当時の会見動画をノーカットで見る方法はありますか?
A2:現在も日テレNEWS、TBS NEWS DIG、テレ朝news、FNNプライムオンラインなどの主要報道各社の公式YouTubeチャンネルにて、2時間を超えるノーカット映像が見逃しアーカイブとして一般公開されています。
Q3:なぜ10月の会見で「NGリスト」が作られたのですか?
A3:会見運営を受託していたPR会社(FTIコンサルティング)が、限られた会見時間内で進行を円滑にする目的で作成したと説明されています。しかし、特定の記者の指名を意図的に避けるためのリストであったため、会見の公平性を著しく欠く行為として大きな社会問題となりました。
まとめ:芸能界の構造を変えた10月会見の教訓とこれから
2023年10月2日午後2時に始まったあの日の一大記者会見は、単なる芸能事務所の看板の架け替えではありませんでした。巨大な権力構造が崩壊し、人権デューデリジェンスや報道のあり方が厳しく問われる契機となった、日本社会の分水嶺です。
SMILE-UP.による被害者への誠心誠意の補償完遂と、STARTO ENTERTAINMENTにおける健全で透明性の高いタレント活動の継続。この2つが完全に両立して初めて、あの混乱を極めた記者会見で語られた「決意」が真の意味で実を結ぶことになります。 (出典: ジャニーズ 会見 10 月 何時 から(Yahoo!ニュース))